お七夜

赤ちゃんが産まれた日から7日目の夜をお七夜と言い、命名書を飾ってお祝いをします。

昔は、生後7日以内に死亡する赤ちゃんも多く、生後初めての節目に生きていることの無事を祝い、また、今後の健やかな成長を祈るために行われていた大切な行事でした。
祝宴の席には、名付け親、祖父母、親戚などの近親者を招待し、赤飯や尾頭つきの魚などで盛大にお祝いされていたようです。

最近の命名式は、産婦の退院時期とも重なることから、産後間もない母親の体調を考慮し母子の退院祝いと兼ねて両親と祖父母などのごく内輪で簡単に祝うことが多くなっています。

お七夜の祝いの相場は5,000円~10,000円が一般的ですが、出産祝いを兼ねて贈ることも多い現代では、お七夜としてのお祝いの贈り物は省略されるケースが増えています。

命名書は、床の間・神棚・赤ちゃんの枕元など目立つ場所に1ヶ月ほど飾り、その後はへその緒と一緒に大切に保管しておきましょう。

命名書の書き方

【正式】

正式な命名書

正式な命名書は、横長の奉書紙を半分に折り、さらに三つ折に折り目をつけて開きます。

右側には命名と書き、中央に父親の名前と続柄、赤ちゃんの名前、生年月日を書きます。左側にはお七夜の日付を入れ、両親の名前を書きます。名付け親がいる場合には、両親の名前の代わりに「命名者 ○○」と書き、これを三方にのせて神棚に飾りましょう。


【略式】

略式の命名書

略式の命名書は、半紙の中央に「命名」の文字と赤ちゃんの名前を大きめの字で書き、その右側に父親の名前と続柄を、左側に赤ちゃんの生年月日を書きます。これを床の間・神棚・赤ちゃんの枕元など目立つ場所に飾りましょう。

略式の場合は、普通の半紙だけでなく、色紙タイプ、掛け軸タイプ、額入りなどの他、市販でさまざまな種類の命名書があります。

金額の相場

  • 5千円~1万円

名付け親への御礼については、現金を贈ることが失礼となるため、菓子折りなどで御礼をします。

のしの書き方

  • 水引・・・・紅白の蝶結び
  • 表書き・・・祝お七夜、御酒肴料 など

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