お食い初め
お食い初めは、赤ちゃんが一生食べるものに困らないようにと願いを込めて生後100日目~120日目に行われる儀式で、「箸初め」「歯固め」「百日の祝い」とも言われています。
正式な祝い膳は、父方の家紋入り漆器膳を母方の実家から贈りますが、男の子には朱塗り、女の子には外側が黒塗りで内側が朱塗りの漆器膳が使われていました。
最近では、離乳食をはじめる準備としてベビー用の食器を揃えて使うケースも増えています。
お膳のメニューは、尾頭付きの魚、煮物、汁物、香の物、紅白の餅、白飯または赤飯の一汁三菜が基本で、これを赤ちゃんの口につけて食べさせる真似をします。
地域によっては歯が石のように堅く丈夫に生えるようにと願いを込めて「歯固め」として小石を3個添えるところや、しわができるまで長生きできるようにと願いを込めて、長寿にみたてた梅干を用意するところなどもあります。
食べさせる真似をする養い親の役は、男の赤ちゃんなら男性、女の赤ちゃんなら女性と、同性の身内が務め、長寿にあやかるという意味から近親者の中で最年長の方に依頼します。
金額の相場
- 親族へ贈る場合・・・5千円~1万円
のしの書き方
- 水引・・・・紅白の蝶結び
- 表書き・・・御初膳御祝 など
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