帯祝い

帯祝いとは、赤ちゃんを授かったことを喜び出産の無事を祈る儀式で、妊娠5ヶ月目の「戌の日」に安産祈願に行き、妊婦のお腹に腹帯を巻いて祝います。

戌の日の儀式は、多産でありながらお産が軽い犬にあやかっていると言われており、腹帯には大きくなるお腹を支え保護する役割もあります。
しかし、腹帯を着けるとかえってしんどい場合などは、無理に使用しなくてもかまいません。祈願のみで帯は巻かないといった方も少なくはなく、腹帯をすすめない産婦人科もあります。

戌は十二支の11番目にあたることから、カレンダー上では、12日に一度訪れる日となっています。


帯祝いは、祖父母などごく親しい身内までで行い、本来、妊婦の実家が用意するとされる伝統的なさらしタイプの「岩田帯」を巻いて食事をし、安産を祈るものでした。

現代では、両親を交えて自宅やレストランで食事をするご家庭の他、夫婦だけで簡単に祝い、両親へは戌の日を迎えたことの報告をするといったご家庭も増えているようです。

腹帯は祈願に出かけた神社で購入したり、デパートやネット通販で手軽に購入できるもので、岩田帯のようなさらしタイプのものよりも、コルセットタイプ・ガードルタイプなどといった楽に使用できるタイプのものが広く使われるようになってきました。

新しい生命が宿り、初めて迎えるお祝いの儀式です。
堅苦しく考えず、地域やご家庭に合ったお祝いの仕方で出産の無事を祈りましょう。

金額の相場

  • 親族から妊婦へ・・・5千円~1万円
  • 親族以外から妊婦へ・・・3千円~5千円

のしの書き方

  • 水引・・・・紅白の蝶結び
  • 表書き・・・御帯祝、祝帯、寿、御祝 など

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